個人セッションと自宅学習のコラボによる取り組みの話。
このお子さん(スタッフの子ども)は、発達検査の結果を見てドクターに
「英語は非常に困難ですね。この子にとっては、文字も音も意味の無いものの羅列を覚え続けないといけない感じです。日本語も将来社会生活で絶対覚えておいてほしいものを厳選して、丁寧に積み上げることを優先してあげてください。」
と言われていました。
たしかに状態はそうなのですが、何もわからない授業やテストをあと何年も受け続ける苦痛を考えると、なんとかしてあげたい。
お母さんも勉強のサポートは熱心にしてこられたのですが、どうしても記憶に残らず定着しないお子さんの様子にお手上げ。
そこで、最初の半年は社会のテスト対策として、どうしたら記憶の定着がはかれるか様々な形でアプローチしました。
記憶する、ということに一定の成果が見えたので、次は英語に取り組むことにしました。
中2の冬の段階で、真面目に努力しているのに、構文も単語もほぼゼロに近かった状況でした。
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記憶の定着が困難で、頑張って勉強してもどうしても忘れてしまう中2の娘。
英語は大の苦手科目でした。
単語は勿論、Iもyouも分からなくなるし、thisやthatなんてどれがどれだか大混乱。
英語の暗記テストは何とか覚えて行くけれど、意味など全くわかっていない状態でした。
個人セッションでたかまみーが娘のために編み出してくれた記憶術や構文パターンでの取り組みを始めて2ヶ月目、「ピカーン!」の瞬間がやって来ました!
これまで全問不正解だった課題の単語はほぼ正解!
そして、練習していた構文を応用させても、英語で質問されたことの意味が普通にわかって、ちゃんと英語で答えることが出来ている!
「私、英語わかる!」
世界が変わった!というような顔で、誇らしげに質問に答える娘の姿が涙が出るほど嬉しかったです。
勿論すごく簡単なやり取りだけど、一生わからないかもと思う程困難だった英語がわかるようになり、楽しくなってきたというこの成果。
英語に限らず様々な場面で彼女を後押ししてくれるでしょう。
この取り組みを始めてから、記憶の検索がスムーズになってきて、これまで使っていなかった脳の回路がつながり始めたように感じました。
親子共に諦めないでコツコツ積み重ねていくことの大切さを実感しました!
本当に嬉しいです!ありがとうございます!
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何かが決定的に難しいとか、どうしてもこれが無理、とかいう分野があるお子さん。
絶対にこれという方法を持ってはいませんが、そのお子さんに合う方法をいろいろと試しながら探ります。
元々はわたし高見の、
「言葉が通じない子に、物事をどうやって教えるのか」の探索が今に活きています。
それぞれの方法を見つけましょう!