法人概要
団体名 | 一般社団法人 育ちとつながりの家ちとせ |
代表者名 | 石田 千穂 |
住所 |
〒621-0003 |
電話番号 | 0771-56-9018 |
info@chitose-kameoka.com | |
HP | https://www.chitose-kameoka.com |
設立年 | 2011年 |
活動概要 |
<活動日> <活動時間> |
提供できる内容 |
|
定款・各種規定
ガバナンス・行動基準/コンプライアンス規定/リスク管理/経理規定/公益通報者保護規定/事務局規定/情報公開規定/職員の給与等に関する規定/文書管理規定/役員の報酬及び費用支給に関する規定/利益相反防止規定/理事の職務権限規程/倫理規定
情報サイト掲載
NPOなどの公益活動を実施している団体に関する全国規模のデータベース
事業紹介マンガ
ちとせPRのマンガを公開しました♪
事業紹介動画
これまでの歩み・今の私たち
2011年「森のようちえん そとっこ」を立ち上げ、野外活動や手仕事中心の自主保育スタート。
2014年フリースクール「暮らしと育ちの森 そらまめ」を立ち上げ、面白く夢中になれる活動を通してしんどさを抱える子ども達が生き生きと変わる姿を見てきました。 一方で、やりたいことはあるのに社会に出ていけるだけの人としての土台づくりが難しい子がほとんどだということが課題でもありました。
2017年5月、フリースクールの名称を「一般社団法人育ちとつながりの家ちとせ」と変更し、法人格を取得。
2018年より療育的支援を得意とする指導者が加わり、応用行動分析学の理論と実践を展開。 楽しい活動の中で着実に力をつけていくことが可能になりました。
また、親御さんに家庭での関わり方を具体的にアドバイスし実践していく仕組みを作ったことで、子どもを中心に周りの大人がチームとなり支援し、結果として必要な土台を固められる、そんなちとせへ生まれ変わりました。
ちとせでの学びを経て、学校に復帰していく子、自分なりのペースをつかみ社会へ出ていく子、そんな実績が私たちの誇りです。
助成事業実績
- 亀岡支え合いまちづくり協働支援金助成事業(2011,2012,2018,2019)
- 京都新聞社会福祉事業団 子育て仲間を応援事業助成金(2012)
- 公益社団法人生涯学習かめおか財団 生涯学習事業助成金(2017,2018)
- 京都府地域力再生プロジェクト支援事業交付金地域力ビジネスプログラム(2018)
- 独立行政法人国立青少年教育振興機構 子どもゆめ基金助成活動(2018)
- 京都府地域交響プロジェクト交付金(2019,2020,2022,2023)
- 京都府ひきこもり状態にある者のための社会参加支援事業補助金(2019,2020,2021,2022,2023)
- 亀岡市ふるさと亀岡まちづくり応援交付金(2022,2023)
- 一般社団法人都福祉事業協会助成金(2019)
- 一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)/公益財団法人信頼資本財団 新型コロナウィルス対応緊急支援助成(2021)
- 原田積善会(2022)
- 京都府共同募金会つながりをたやさない社会づくり活動応援助成(2023)
- 公益推進協会浅井スクスク基金(2023)
スタッフ紹介
代表理事・指導員 石田千穂
①名前
石田千穂
②主な経歴
立命館大学で心理学を専攻後保育士となる。
2人の娘を育てる中で、未就園児対象の自然遊び場スタッフを経て、2011年「森のようちえん そとっこ」を立ち上げる。
同じフィールドで活動していた小中学生対象の冒険遊び場スタッフを兼ねることで、幼児~中学生の活動に関わることになる。
森のようちえん卒園生に既存の小学校に馴染まない子どもが我が子を含め一定数いたため、オルタナティブ教育について学び
2013年「根っこの学校 そらまめ」を立ち上げる。
2017年幼児~中学生を統合し、「一般社団法人 育ちとつながりの家ちとせ」を設立。
③ちとせに関わるようになった経緯とどのような思いで関わっているか
オルタナティブスクールとして活動する中で、一定得意を伸ばしていくことは出来るけれど、深めきれず頭打ちしてしまう状況がありました。また、社会性の部分に大きな困りを抱える子が多く、彼らが気持ちよく人と関わり、自分なりに自己実現しながら歓びを持って生きるためには、それぞれの子が抱える困りの部分をもっと積極的に改善していくことが不可欠だと思い至りました。
そんな中高見に出会い、彼女からノウハウを学びながら現在のちとせの活動・事業に変革していき、本当の意味で生きる力を育む場が叶ってきたと感じています。
④できること、取り組みたいこと
・大人・子どものカウンセリングによる問題の整理や自身の状況の把握、お子さんへの理解を深めること、コンサルティングのフォロー
・療育セッションの実施
・視機能検査とトレーニングプランの提案
・遊びや活動の中での子どもへの支援や親御さんへの関わり方指導
・学習支援
⑤資格・経験
・保育士資格
・子育て心理カウンセラー
・認知行動療法コーチ
・ビジョントレーニングインストラクター
理事・指導員 髙見雅子
①名前
髙見雅子(たかまみー)
② 主な経歴
京都女子大学短期大学部で英語を専攻し、中学校教員免許を取得。
新卒で電機メーカーに入社し、人事・人材育成部門に配属。企業内人材育成業務にて企画・運営を含む幅広い業務に従事する。
第一子が重度知的障害と自閉スペクトラム症を併せ持つことが判明したことを契機に、既存の療育の仕組みに囚われず、新たな療法や視点を求めて模索する日々を送る。専門家から学びを深める一方、我が子のセラピストとしての実践を積み重ね、それを基に自身の療育的子育ての方法論を構築。
同時に、公立小学校で非常勤講師を3年間務め、加配教員、教科担任、別室指導などの教育現場での経験を重ねる。
企業向け社員教育講座の添削講師(業務委託)を4年程経験する。
これらの経験後、ちとせにて不登校、ひきこもり、発達障害の支援相談活動を展開中。
③ ちとせに関わるようになった経緯と想い
我が子の療育を追求する中で、現行の社会支援体制や教育環境だけでは解決できない問題に何度も直面しました。
この経験から、「親が主体的に行動して切り拓いていく重要性と価値」を強く認識するようになりました。
そんな中、「ちとせ」と出会い、不登校や引きこもりの子どもたちやその親御さんと接する機会を得ました。彼らとの関わりを通じて、「私と同じ悩みや課題を共有している」という気づきが私の原動力となり、ちとせの事業再構築を主導してきました。ゼロから事業を練り直し、再起業の形で変革を実現しました。
現在は、これまでの経験を土台に学びの幅を広げ、後進育成にも力を入れるとともに、療育を超えた新たな分野への活動展開を目指しています。
関わる子どもや我が子を「私を導いてくれる先生」と感謝しながら、地道な活動を通じて社会課題の解決に取り組めることに喜びと誇りを感じています。
「人が楽しく生きるために必要なこと」を誰にでもわかりやすく伝え、それを具体的な行動につなげるお手伝いができる場所を作る。そんな役割を担うべく日々活動しています。
④ できること・取り組みたいこと
・コンサルティング
発達、生活、環境に関する問題解決支援(大人・子ども問わず対応)
・療育・学習支援
療育プログラムの企画実施/学習が困難なお子さんへの指導、家庭学習支援
・専門的プログラム
視機能検査・トレーニングプラン提案/感覚統合セッション/認知行動プログラム(思春期以降の方向け自己認知支援)
・親・支援者向け活動
ペアレントトレーニング講座/関わり方指導講座(親向け、支援者向け実績あり)
・講演・学びの場の提供
講演活動(支援学校、自然学校などで実績あり)/月1回の勉強会継続実施
・支援プログラム開発
⑤ 資格・経験
・中学校英語教員免許
・認知行動コーチ
・ビジョントレーニングインストラクター
・耳つぼ痩身カウンセラー(栄養学)
・企業向け社員教育業務委託講師
・各種講座および講演実績
理事・指導員 中島愛子
①名前
中島愛子
②主な経歴
京都女子大学短期大学部で生活造形学科を専攻。 2児の母。
子どもが産まれ、子どもたちともっと一緒に過ごしたいという気持ちが大きくなり、森のようちえん そとっこで運営メンバーとして5年過ごし、その後「育ちとつながりの家ちとせ」のスタッフとして、企画及び運営に携わる。
③ちとせに関わるようになった経緯とどのような思いで関わっているか
「森のようちえん そとっこ」の時代から、我が子と一緒に自主保育幼稚園に通っていました。当時、我が子が普通の幼稚園で楽しく過ごす姿が想像できず、自然の中で自由にのびのびと過ごせる「そとっこ」に大きな魅力を感じていました。その頃は、「学校に行きたくなったら行けばいいし、行きたくなければ自分の居場所を作って過ごせばいい。学校に行かなくても社会とつながる道はある」という漠然とした考えと、「うちの子は大丈夫」という根拠のない自信に支えられていました。
しかし、幼稚園を選択できなかった我が子は、小学校生活でも苦しさを抱え、不登校になりました。それでも、「まあ、何とかなるだろう」と曖昧で楽観的な気持ちでやり過ごしていましたが、高学年になるにつれて、「このままで本当に大丈夫なのだろうか? 社会に出ていけるのだろうか?」という不安を感じるようになりました。
そんな時、髙見(たかまみー)と出会い、「療育的視点で子どもたちを見る」という考え方を教えてもらいました。それによって、漠然としていた我が子の困りごとの原因が具体的に見えるようになり、関わり方次第で子どもの状態が変わることを知りました。このアプローチは我が子だけでなく、他の子どもにも効果があると分かり、子育てがさらに楽しく、奥深いものになりました。
「ありのままの姿」を大切にしたいと思う一方で、それを周囲に受け入れてもらうためには、必要な土台作りが欠かせないことも実感しました。その土台を親御さんと共に築いていける「ちとせ」という場は、とても魅力的で大切な存在だと感じています。
④できること、取り組みたいこと
・日常活動の充実、新しい遊び開発
・チャレンジしてみたいと思わせる環境づくり
・療育セッションの実施
・視機能検査とトレーニングプランの提案
・遊びや活動の中での子どもへの支援や親御さんへの関わり方指導
⑤資格・経験
・子育て支援養成員
・認知行動療法コーチ
・感覚統合学会会員
・ビジョントレーニングインストラクター(今年度取得予定)
・ 剣道2段
・図書館司書
・FP3級
指導員・作業療法士 北尾あおい
①名前
北尾あおい
②主な経歴
1985年生まれ 聖隷クリストファー大学で作業療法学科を専攻し、作業療法士の免許を取得。
卒業後は京都市内の総合病院にて急性期~回復期のリハビリテーションに従事。
2019年から我が子がちとせのスクール生となり、現在はちとせの指導員、作業療法士として感覚統合セッションを行っている。
③ちとせに関わるようになった経緯とどのような思いで関わっているか
長男が小学2年生の時に不登校となり、スクールカウンセラーに相談したところ、ちとせを紹介される。 親子でちとせの活動に参加していく中で、応用行動分析学に基づいた子どもへの関わり方や、遊びを通して人として生きるための土台作りをするちとせの方針に感銘を受ける。 ちとせで子どもへの関わり方や、支援の仕方を学び2021年からアシスタントスタッフとなり、2023年からは感覚統合セッションも担当する。 「楽しそう」「やってみたい」と思える環境を作り、子ども達が様々な事に挑戦する姿を応援していきたい。
感覚統合の遊具などを使って遊びながら体の発達を促す。 取り組みたい事は、子ども達がおもいっきり遊べる場所の開拓と明るい不登校の啓発を兼ねて、定期的にちとせを飛び出して公園や広場に遊びにいく。
④できること、取り組みたいこと
・感覚統合の遊具などを使って遊びながら体の発達を促す。
・ 子ども達がおもいっきり遊べる場所の開拓と明るい不登校の啓発を兼ねて、定期的にちとせを飛び出して公園や広場に遊びにいく。
⑤資格・経験
・作業療法士
・感覚統合学会会員
指導員 鈴木裕希
①名前
鈴木裕希(ゆき)
②主な経歴
1978年生まれ。東京藝術大学美術学部油画科卒業。
自然に囲まれた環境で子育てがしたいと思い、結婚と同時に南丹市へ移住。
長女が3歳の時に「森のようちえん そとっこ」に参加し、一年余り一緒に活動を共にしました。
③ちとせに関わるようになった経緯とどのような思いで関わっているか
長女が小3で完全な不登校になったとき、元々そとっこに関わっていた流れからちとせへ通い始めました。 その後息子も続いて不登校になり、それから学びを深め2022年からアシスタントスタッフとして勤務するようになりました。
元々子どもと遊ぶのは苦手なインドア派ですが、ちとせで色々と教えてもらっているうちに楽しく遊べるようになり、今ではちとせで何の遊びをしようかリサーチしたり考えるのがすごく楽しいです!
ちとせで子どもたちが「心から楽しい」「できた!」と思える前向きな関わりができるように頑張りたいです。
④できること、取り組みたいこと
絵を描くのが好きなので、絵の具遊びや創作も幅を増やしていきたいです。取り組みたいことは、もっと感覚遊びを増やして、ハッとするような体験がたくさんできたらなあと思います。
⑤資格・経験
・アーツセラピスト
・美術系予備校講師の経験あり
・第41回ちばてつや賞準優秀賞受賞
・Instagram『プニ子とポン太の凸凹日記』にて支援の日々を漫画にしています。https://www.instagram.com/hoantama
ちとせを支える専門家
経営コンサルタント 丹野 愼太郎氏
【プロフィール】
サービタイジング・エクセレンス合同会社 代表。
統計調査士。ISO30414リードコンサルタント/アセッサー。
同志社大学工学部卒業。同志社ビジネススクール修了(経営学修士)。産業ガスメーカー入社後、営業担当として既存顧客を中心にサービスを付加した新規契約を数多く締結。その後、関連会社役員、国立研究開発法人産業技術総合研究所 デジタルヒューマン研究センター(現 人間拡張研究センター)を経て現在に至る。
科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)での戸谷プロジェクトおよび橋田プロジェクトをはじめ、価値共創に関するプロジェクトや製造業のサービスビジネス変革、従業員エンゲージメント向上に関するプロジェクトに多数携わる。サービス学会出版委員会委員。
主な書籍等:B2Bのサービス化戦略(第10章:サービス・セールス部隊の変革 執筆)、サービソロジーへの招待-価値共創によるサービス・イノベーション(第7章:サービス共創価値の「測定尺度」をつくる-金融サービス 執筆)
【メッセージ】
集団における人の基本的活動はコミュニケーションです。コミュニケーションは自分や相手の気持ちや意図を理解・共有することですが、そのためには①相手と向き合って話す姿勢、②相手の話す内容を理解するスキル、③相手に対する感情の3つのバランスがとれていることが大事です。
ちとせには、さまざまな子供達がいて多様性にあふれています。しかし、喧嘩や争い、揉めごとが起きることはありません。子供たちが自らすすんで3つのバランスをとることができるように、子供達の内発的動機を高める工夫をしながら諸活動をおこなっているからです。経営支援の側面から、この活動に寄与できるように取り組む所存です。
2024年12月4日
療育コンサルタント 中川 瑛三氏
【プロフィール】
EnRich合同会社 代表社員 中川瑛三
~ 子育ての縁を豊か(リッチ)に ~ https://enrich-child-life.jp/
<略歴>
年月 内容
H25年3月 京都大学医学部保健学科作業療法学専攻卒
H25年4月~ 医療法人家森クリニックに作業療法士として勤務
H27年6月~ 亀岡市教育委員会管轄療育事業「ほっかほか教室」に専門家としてて派遣(R3年まで)
R2年1月~ 京都府作業療法士会 地域貢献局 事業推進部 特別支援教育OTチーム委員長に就任(R3年12月まで)
R3年3月 感覚統合学会認定セラピストとして認定
R4年4月~ 児童発達支援・放課後等デイサービス えんりっち開所
R6年5月~ 京都府教育委員会幼児教育アドバイザーに委嘱
<過去の学会発表>
日本感覚統合学会
H26「学習の困難さに感覚統合評価が有効であった事例」
H27「感覚統合理論を用いた漢字書字への評価・介入」
H28「読み書きが苦手な児童に感覚統合の視点が有効であった事例」
日本LD学会
H27 自主シンポジウム「書字困難へのアプローチ」
H28 自主シンポジウム「書字困難へのアプローチ第2報」
H29 自主シンポジウム「書字困難へのアプローチ第3報」
H30 自主シンポジウム「書字困難へのアプローチ第4報」
日本発達系作業療法学会
R1 「感覚統合療法とフラッシュカードにより読みが向上した事例」
【メッセージ】
私は、発達障がい児専門の医療機関で作業療法士として10年間勤務してきました。作業療法に来る子どもたちは保育園や幼稚園、学校生活での困り感をたくさん抱えており、中には不登校・不登園の子どももいました。作業療法で出会った子ども達は、人や環境に合わせて自分を上手くコントロールできずに困っていることが多く、その困りの根本は自分のからだを思い通りに動かせないことだと思います。
感覚統合は子ども自身が主体的に遊びながら、体を使って様々な環境にチャレンジしていくことで、脳の成熟を図ります。大人から教えられたことをするのではなく、試行錯誤を通して自分で解決策を見つけていきます。その中で自分の身体を知り、自分の可能性を知り、遊びという枠組みの中で成功も失敗も楽しめる柔軟性を身につけていく子どもが多いように感じます。
ちとせさんでは主体的に遊び、学び、交わる環境を上手く創り上げておられ、子ども達が日々成長できる場となっていると思います。
私も感覚統合の監修者として、子どもたちの、そしてちとせさんの成長の力になれるように頑張りたいと思います。
2024年12月4日
税理士 中川 仁資氏
【プロフィール】
N&F・パートナーズ税理士法人 https://nakano-tax.net/
平成27年中野仁資税理士事務所開設
令和3年N&F・パートナーズ税理士法人設立
2024年12月4日
推薦の声
発達領域 作業療法士 小西紀一氏
【プロフィール】
1947年生まれ。大学で心理学を専攻したのち、米ピュージェットサウンド大学大学院で作業療法士となる。 日本の作業療法士協会 発達障害領域で有名な研究者であり、感覚統合療法の日本の第一人者として知られる。 関わった人は、彼の常に柔らかく丁寧な言葉遣いと真摯に人に向き合う姿に魅了される。 言葉を持たない発達障害児ともコミュニケーションを取り、彼らのニーズをしっかり満たす様子が目に焼き付いて離れない。
- 発達障害児者の感覚統合療法の研究者
- 日本感覚統合学会認定講師
- 『子どもの能力から考える 発達障害領域の作業療法アプローチ』(メジカルビュー社、2013年)等多数の本を執筆
【主なご経歴】
- 京都大学 医学部 保健学科 教授
- 姫路獨協大学 副学長/医療保健学部 作業療法学科 教授
2022年1月10日
発達領域 作業療法士 森川純子氏
「育ちとつながりの家ちとせ」の活動は、わざわざ設定された療育環境とは異なり、自然な生活集団の中で、子どもさんの発達課題に応じた関わりを大切にされているところが魅力です。
スーパーバイザーの髙見さんのアドバイスは単なるアドバイスではなく、非常に論理的で、子どもさんやご家族の個性をしっかり捉えておられるので説得力があり、「やってみたい」と思えるヒントがいっぱいあります。
また、髙見さんの保護者さんへの働きかけは、単に親御さんがお子さんの困りまるごとを受容するだけでなく、お子さんが少しでも良い状況にもっていけるように保護者として今何ができるのかという観点で考えていけるように後押しをされています。 子どもさんにとっては自分のことを肯定できる場所であり、保護者の方にとっては自分の子育てをじっくり見つめることができる、そんな素敵な場所です!
2020年2月18日
株式会社みのりの森 代表取締役 朝倉美保氏
- 発達障がい専門誌きらり。編集長
- 発達障害当事者(ASD.ADHD)
- 双極性障害当事者
「育ちとつながりの家ちとせ」 古い民家を活用した自然に囲まれた環境で、子どもたちの「育ち」にじっくり向き合える場所です。
フリースクールに通うお子さんの困りごとや悩みはさまざま。 お子さんの発達だけでなく、育つ環境にも目を向け家庭環境や親御さんの考え方などにも関わりながら、トータルで問題解決に向かって取り組むことができます。
お子さんが困っている=ご両親も困っている
親御さんの子育ての悩みに応えるだけではなく、お父さん、お母さん自身ともじっくり向き合い、ケアしていくのが特徴的なところ。
また、「ひとりで悩まない」環境づくりにも取り組まれています。 「みんなで子育て」の言葉がふさわしい、父母が協力し合う姿がとても印象的な場所です。
そして、髙見さんの療育の専門知識を活用した実践的なコンサルティングは、素晴らしいです。 困りごとを受容するところからしっかり親子と向き合い、段階をふみながら一歩ずつ解決に向かっていきます。 的確な指示はきっと役に立つと思います。
困りごとの根本に「発達障害」が関係していることが多々あります。 特性の把握、理解、受容、暮らしの工夫など、その人の段階に合わせたコンサルティングができる人はなかなかいません。
司令塔の髙見さんだけでなく、スタッフのみなさんが一体となって取り組んでいるからこそ、「育ち」の環境が整えられていくのだと感じています。
「ひとりだ」 「孤独だ」 「でも、がんばらなきゃ」 「誰か助けて」
そんな呪文に囚われている方は、この家に一歩踏み入れてみてください。 あたたかな眼差しで包み込んでもらえるはずです。勇気を出して行動すれば、きっといいことがありますよ。
みのりの森 https://www.minorinomori.co.jp/
2020年2月19日
放課後等デイサービス ノーザンライツ 障がいのある人と外遊びを楽しむ会 ツチノコ野外倶楽部 代表 佐々木健介氏
フリースクール「育ちとつながりの家ちとせ」は、山も川も近くにあり、行きたいときにすぐ行って自然を堪能できるという好立地にあります。 またスタッフが、元森のようちえんをされていただけのことはあり、外遊びが結構得意。 山遊び、川遊び、サイクリングなど、年間通じて経験できるのが魅力です。
敷地内の竈での火起こしも、やりたい時にすぐできるなんて、魅力的ですよね。
私が一緒に活動(釣り)をしたときに感じた事は、子どもたちはもちろん、そこに集う保護者さんやスタッフも、すごく楽しそうだということでした。
そして、遊びの中にこそ子どもたちの生きた学びが詰まっている、その考え方に心から共感します。 応用行動分析の理論と経験に裏打ちされた高見さんの的確なアドバイスは、このスクールの大きな財産です。
福祉制度の縛りがないので、純粋に子どもたちのためになる活動をできるのもいいですね。
放課後等デイサービス ノーザンライツ https://northernlights-ds.jimdofree.com/
2019年2月20日
保健師 成島千鶴氏
「育ちとつながりの家ちとせ」の活動を知ったのは、講演会に参加したことがきっかけでした。 そこで高見さんのお話を聞き、発達課題を持つ子どもたちが支援を受けながら活動できる場所なのだと知りました。
私の友人が高見さんの発達コンサルティングを実際に受けています。「高見さんからいただいた提案をやり続けていたら、自分と息子が揉めるときのパターンがわかってきた。」と話していました。実際にどのような行動をしていけばいいのか、具体的に指導してもらえる、そんな場所は探してもなかなか見つけられません。
高見さんは子どもの発達の見立てができるのはもちろん、いろんな遊びを通して支援していく優れたセンスも持たれています。
保健師として幼児の健診や相談に携わっていると、発達に課題があるお子さんと保護者さんをどこに繋げるか?ということが非常に悩ましいのですが、この法人や高見さんのことをお伝えできるのがとても心強いです。
法人を支えるには高見さん1人のスキルだけでは限界があり、他のスタッフの育成にも尽力されています。 また親御さんへの指導も的確にされているので、社会の中に支援の裾野が広がっていくのではないかと期待しています。 困りを抱えた親子が、この法人に出会われるといいなと願っています。
2020年2月21日
身体障害領域 作業療法士 北尾あおい氏
ちとせに通う子ども達は、何かしらの困り感を持ち、些細な事に引っかかり自力では上手く乗り越える事ができない子ども達です。 それがいつしか不登校、行き渋り、日常の行動の制御のできなさ、見通しの持てないイライラや不安など、問題が大きくなってしまうのです。 親たちは、そんな子ども達とどのように関わり、どのように一つ一つの問題を乗り越えていったらいいのかわからず、途方に暮れてしまいます。 親子共に、全く先が見えず、煮詰まった状態でちとせにたどり着いた親子ばかりです。
しかし、ちとせにはしっかりとサポートしていただける体制が整っています!
①高見さんの発達コンサルティングで、子どもの困りを応用行動分析学に基づいて丁寧に分析していただき、今その子に必要な力は何なのか、その力をつけるために何をしないといけないのかを明確にしてもらえ、丁寧に指導してくださいます。 子どもに向き合ってみよう、一歩踏み出したら変わるかも、そんな勇気がもらえます。
②石田さんに子育てなどの悩みを相談をすると、今の状況を冷静に説明してくれ、その時の苛立ちや不安な気持ちがフラットになり、穏やかな気持ちになります。つい相談したくなる、そんな方です。
③中島さんは子ども達が小さな一歩を踏み出せた時を見逃さず、彼らが成長出来たことを一緒に喜んで下さいます。そしていつも全力で向き合ってくださいます。 とても励みになります。
④的確にアドバイスをもらっていても上手くいかず落ち込む事もありますが、ちとせのお父さんお母さんメンバーと励まし合って応援し合うことができます。 横のつながりも、とても温かく支えになります。
⑤ちとせでの遊びを中心とした経験の積み重ねで、子ども達は社会に出るための土台を築き、親は正しい支援方法を学べます。
子ども達はちとせでどんなことをしようか、毎日楽しみに通ってきます。楽しく遊ぶ中で、たくさんの力をつけていきます。 もしお子さんが、親御さんと一緒でないと来れない状態であれば親子で一緒に通ってきてもいいですし、親が支援方法を学ぶために自主的に一緒に通うこともできる、そんな場所です。
実際に通ってきている親子は、絶望しながらの毎日、不安しかなかった毎日から、数か月で親子で笑って過ごせるようになっておられます。 そこからも長い道のりですが、先の見通しは明るくなり、やるべきことが見えてくると希望が見えてきます。
ちとせの支援パワーが、これからもたくさんの親子に注がれて、子ども達が自分らしく社会に旅立っていけるものと確信しています。
2020年2月27日
発達領域 作業療法士 中川瑛三氏
- 自分の体が思いのままに動かせない、自信が持ちにくい
- なんてことない刺激が痛い、気持ち悪い、うるさい、まぶしい
- 相手の意図が読めずに自分の思いだけで行動する
- 新しい場所や人、出来事に対してうまく対応できず、不安になりやすい
発達凸凹を持つ人にとって、「当たり前」「みんなと一緒に」は難しいことが多いですが、その特性にご家族が気づくことは簡単なことではありません。
不登校や暴言暴力などの問題行動という形になって、はじめて気づくことが多く、その時にはすでにご家族だけでは問題を解消することは難しく、専門家のサポートが必要です。 そんな時、高見さんの発達コンサルティングはご両親の力強い味方になることでしょう。 応用行動分析を用い、現状をしっかりと把握、対応方法を論理的かつ具体的に提案してもらうことができます。
また、ちとせの近隣には自然が多いことや、小集団での活動が用意されていることなど、豊かな遊びの環境があることもお子さんの育ちには効果的です。 そしてなにより、「育ちとつながりの家 ちとせ」の魅力、高見さん、石田さん、中島さん、参加されている親御さんたちの温かな笑顔がお子さんとご両親を癒し、勇気づけ、育ちを支えてくれることでしょう。
ご両親はまずお子さんの変化を願われることが多いですが、ご両親も一緒に育つこと、これが重要だと日々感じています。ちとせは、親も子も「育ち」、社会と「つながる」、そんなパワースポットだと思います。
2020年3月19日