Sさん(小6女子)

2018年6月より発達コンサルを開始。週4回通所。9月よりスクールにて療育的支援を開始。
家庭とスクールの両面から支援に取り組む。
2019年4月より学校復帰。発達コンサル、集団セッションで支援継続中。

【特徴】

  • 野外活動や調理や掃除など様々な経験を積んでおり、生活能力には長けていた。
  • 和太鼓、声楽、ダンス等が好きで本人も自信を持っている。
  • 取捨選択して物事を話すなどの、頭の中の整理が苦手。
  • 勘違いや場の読み違いなどがあり、激高したり意気消沈したりすることがある。
  • 物事の理解に少し時間がかかる。
  • 勉強への苦手感が強く、取りかかれない。続かない。
  • 時間を区切るなどの、場面の切り替えが苦手。
  • 嫌いな人だと思うと嫌そうな顔をして全く相手にしないなど、程よい対応ができない。

【支援】

  • 周りと同調することを楽しむ遊びをした。
  • 「単純にみんなと遊んで楽しい」遊びをたくさん取り入れることにより、嫌いなお友達への抵抗感を無くすようにした。(誰がいても大丈夫)
  • 幼児さんや小学校低学年レベルの課題を、面白おかしく取り入れることを続け、国語的活動・算数的活動に意欲を持つことができた。
  • 短期記憶の方法を伝え、ゲーム感覚で漢字を覚える遊びを取り入れた。
  • 激高や意気消沈で家族を巻き込んでしまうため、怒りレベルを決めておき、そのレベルを伝えることで母親にわかってもらえたという安心感を作った。
  • 遊びや学習を始めると、長く続けたくなり、切り替えや休憩が難しいため、学校復帰へ向け、短い時間で活動を楽しめる支援を行った。

【現在】

  • 中学入学より学校復帰し、楽しく学校に通っている。
  • 必要以上にいろいろなことを考え感じ、また要領があまりよくないことから、疲れやすいため、中学校の定休日(週1日)を作り、自宅でゆっくり寝たりのんびり過ごす日とすることをスクールカウンセラーに提案。実行中。
  • 定期テストでは点数につながりにくいが、本人の頑張りを母親や先生がしっかり認めているため、意欲を失うことなく学習にも取り組めている。
  • テストの受け方に課題があることがわかったので、「国語のテストは、全体を見渡して、できるところから取り組み、途中でシャッターを下ろさないでやり切る」ことを支援。確実にその成果は出ている。
  • 発達コンサル、集団セッション等で支援継続中。

Hさん(中1女子)

2019年2月より週4回通所と発達コンサルを開始し、スクールと家庭との両方で療育的支援をスタートする。
個人セッションで調理を、キミの応援団プロジェクトで自己理解を深めるプログラムを実施し、支援継続中。

【特徴】

  • 小学生の時より学校生活での困難があり、うまくできないことへのいら立ち等様々な絶望感を持ちながら学校継続。中学校で不登校となる。
  • 発達障がいグレーゾーン。二次障害発症。
  • 来所当初、十分に一回程度、絶望のアピールを繰り返し、周りを巻き込むとともに、活動ができなかった。
  • 一人で向き合って何かに向かうことができず、人への依存があった。
  • 完璧主義で、うまくできるかどうかの不安が強い。
  • 損得勘定が多い。
  • 力の調整が難しい。微細運動が苦手。書字困難もある。

【支援】

  • 応用行動分析学に基づく、適切な行動と不適切な行動への対処を徹底。
  • 本人が支援の手を受けられるような手助けを入れる。
  • 固有覚を使った活動を好むため、その環境を整え、満足させることで、他の活動にもとりくみやすくした。
  • 人に頼りがちな、移動手段を一つ一つ練習経験を重ねることで自信をつけた。
  • 食べ物への執着を、調理という手段を伝えることで自信を持たせ、生活に定着させた。
  • 自己理解を深めるプログラムを使い、自分を客観的に知る活動をしている。
  • 自分がやりたいイメージと可能なレベルとの差を近づけられるように支援。
  • お母さんの家庭での関わり方や環境作りを徹底的に支援。
  • 学校連携をすることで、本人の可能なレベルを共有。

【現在】

  • 支援から2か月で、人を巻き込む絶望感のアピール頻度が劇的に減った。
  • 好きな活動が確実に増え、自信を持ち始めた。
  • 勝手に解釈をして怒ることが激減。
  • 調理を覚えてから、調理が楽しくなって自宅でも毎日何かを作っている。
  • 自分の出来る範囲の作業を選ぶことが少しずつ上手になってきた。
  • 報告することができるようになった。
  • 大変だったころの自分の姿を思い出し、ネガティブな話も共有しながら話せるようになった。
  • 次の進路を具体的に考えることができるようになった。
  • 毎日楽しく通うことができている。

Aちゃん親子(小2)

2019年7月、小1一学期末、学校への行き渋り相談がある。
行き渋り自体は、少しの支援で9月には解消する。
小学校入学前に自閉スペクトラム症の診断がおりている。
お子さんの元々の特性上、人とうまくやりたい関わりたいという気持ちがかなり薄く、モノにこだわりがちであったことから「どうしてこの子は、思うようにならないの!?」「どうしてこんな行動をするの!?」という親御さんの疑問や苛立ちに寄り添いつつ、親御さん(かかわり方)の支援を開始。
特に、お母さんとの関わりの中で「人とうまくやりたい気持ちを育てる」活動をメインに支援スタート。家庭内療育活動開始される。
2020年5月より、当スクールに週一回の療育利用を開始。学校との連携もできているケース。

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【2020年7月初旬のお母さんからのメール】

ありがとうございます
昨日はAも楽しそうでよかったです。
ほんとに楽しく遊べるようになってきています。私もAも遊び方がお互いに上手くなってきたので、ストレスなく遊べることが、増えてきました。
昨日、帰ってから色々考えていたのですが、やっぱりちとせと出会えなかったら、学校に行き続けるのは難しかったやろうな、と。ちとせのスタッフさん達に、B小学校の先生方とのやり取りをお聞きして、私もAも前向きにやれているのは、ちとせのお陰やなーと思いました。
Aの学校での様子を先生から聞いて、色々Aの困りを想像できるようになったこと、それを先生に相談できるようになったこと、そしていつでも私が困ったらちとせに相談できること、めちゃめちゃ有難いです。
今、私に出来ることは、ちとせで学びながら、家での関わりを続けることと、出来るだけ先生から学校の情報を得ること、Aの困りを学校に伝えることかなぁ、と思っています。

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【7月下旬のお母さんからのメール】

こんにちは。
昨日はスクール、お世話になりました。
Aがスクールの活動を楽しめるようになってきて、笑顔も沢山見れてホッとしています。
昨日は、私は午後からスクールに参加しました。いつも午後の自由時間は、「お母さん、犯人は踊るしよー!」でしたが、昨日はお友達と混ざりたくて、そちらにAなりのアクションを起こしていて、私の方には来ませんでした。
追いかけごっこや、ボードゲームなど、皆に混ざりに行こうとしてましたが、やっぱり入りきれず。それでも何度もお友達の方へ行っていたのは、Aなりの進歩やなぁ、と思っています。
私自身がどう動けばよいのか分からず、世間話しながら様子を見ていましたが、Aがお友達の輪に入ろうとしているときに、一緒に行って、遊びに入るお手伝いが出来たらよかったのかなーと今、思っています。(ボードゲームの内容が理解できなかったり、特にルールのない追いかけっこに入りきれなかったりしたのかな、と思っています。)
スタッフさんが犯人が踊るに誘ってくれて、Aはやっとお友達と遊べた昨日の自由時間でした。

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【7月下旬、宿題の支援方法をお伝えした結果、お母さんからのメール】

※宿題をこなすルーティンを自分で決めてしまい、疲れるとひどく適当に書いて終わらせるパターンが定着してしまっての困り相談より。

ありがとうございます。
今日はビックリしました。いつも口で言っても本人のこだわりはなかなか変わらないので、正直こんなに早く自分のパターンを自分で変えてくるとは思っていませんでした。
休憩なしで最後までちゃんと出来る日もあって、アカンかった日は上の2回だけだったので、3回目で自分で調整できる方向になって行ってるのが驚きです。
支援の仕方で結果がぜんぜん違うことが、本当に身に染みますね。。。!宿題に関しては毎日のことなので、続けていきます。

ー中略ー

「きちんと経験しないと、自分で思いつかないのが困り」
本当にそれなんですね。まずは細かい困りに私が気付くこと、そして、1個1個お付き合いすることが大切ですね。
A、面白いです。日に日にコミュニケーションしやすく、遊びやすくなっているし、こちらもモチベーションが上がります。

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【8月、この親御さんの紹介からちとせの支援に繋がったC親子D親子と夏休みに遊んだときの報告、お母さんからのメール】

こんにちは。
先日は川遊びお世話になりました。親子ともガッツリ遊べて大満足でした。
夏休み、C姉妹、D姉妹と遊ぶ機会があったのですが、子どもたち皆、すごく良くなっていて、びっくりしています。皆、今までは一緒に遊んでても、何かしらグダクダ言い出していたのですが、今は遊ぶのが上手になっているし、やることはやれるし、言ったことは聞いてくれるし、?です。
今日は朝からD姉妹お預かりで、昼食べさせて、川に連れて行っていたのですが、色々思っていたよりスムーズ☆そして、常に楽しく遊んでいます~!感動して思わず連絡しています☆
皆にちとせを紹介して良かったです。これからもよろしくお願いします。
※C姉妹は親子への支援が約4ヶ月、D姉妹は親のみへの支援が約半年。


【法人より】

このように、不登校や行き渋りまではいかないけれど、
何か育てにくい、何を変えたら負のループから抜け出せるんだろう、このままだと将来キツいかなあ、
のような漠然とした不安をお持ちの親御さん。
親御さんだけへの支援で、お子さんの状況がいい形で変化していけるように支援することも得意ですよ。
少し親御さんには労力を使っていただきますが、
親子の安定したほっとできる関係を作るお手伝いもしております。幸せに向かって第一歩踏み出しませんか?
遠方の方でもご相談くださいませ。

一般社団法人 育ちとつながりの家のちとせ 理事一同


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