私たちの想い
子どもが社会的に自立できるように育てるということとはどういうことなのでしょうか。
私たちはどうやって自立の道筋をたどってきたのでしょうか。なんとなく、いつの間にか、大人になって一人前の生活ができるようになったような気がします。しかし実際には、その時期その時期に大切な発達のきっかけがあり、助けてもらう人がいて、自分を知る時期があり、こうなりたいと思う気持ちが芽生え、チャンスを掴み取る行動ができ、だんだん責任ある自立した大人になっていったのではないでしょうか。
世の中には、このような道筋をたどることが困難な子ども達がいます。その時期に獲得すべき発達に揺らぎがある子もいます。助けてくれる人に気付かなかったり拒否したりする子もいます。なかなか自分自身の理解が進まず先の見通しが持ちづらい子もいます。ありたい姿が描きづらい子もいます。チャンスが来ても動けなかったり気づけなかったりする子もいます。こんな子ども達は、年齢を重ねただけでは自立することが難しいのです。
私たちは、このような子ども達に対する手立てを持っています。論理的で具体的な方法があります。楽しく面白くわくわくする遊びの中で、毎日の生活の中でコツコツ育めるものです。しかし、私たちだけが頑張っても、限界があります。特別な場所や特別な支援者が提供するだけでなく、親御さんとご一緒にお子さんの自立への道を作っていきたいと思うのです。また、特別な支援者だけが育めるものに留めておかず、支援者を増やすことで多くのご家庭にこの想いが届くようになっていけばと願っています。
ちとせの支援紹介
小中学生は在籍校と連携し、毎日の学びを保障する場として通学することができます。
一人ひとりのお子さんの困りを分析し、根本的な困りの改善のための具体的で適切な支援を入れることができます。また、支援の方法を親御さんにお伝えし、ご家庭での取り組みとちとせでの取り組みをつなげていく仕組みがあります。